「One fo one. I'm enjoy.」(それもそうね。楽しみだわ)
「パズソーとブラーに連絡だな。あいつらは伝達係にうってつけだ」
「Huhu... Alomus Blar's in SPEED PLANET yet?」(フフ…。そういえばブラーって前からスピーディアにいたかな?)
「さあな…。まあレースに参加しない奴もいるだろうし、その1人だろう」
「Ya...」(そうね…)
地球と言う星からやってきたという、スピーディア以外のトランスフォーマー。誰もがスピーディア以外にトランスフォーマーがいることなど知らなかった。しかし、こうして万年首位のニトロコンボイに挑むことを考えれば自然かもしれないのだ。スピーディアで2人を知らない者はいない。
「グレートレースの手順はどうする?」
「All time. First is Nitro. Next me... This time times.」(いつもどおりよ。まずニトロ、次に私でその場その時)
「オーケー。それでいくか」
同時ゴールして以来、2人同時に参加することは無くなった。プライベートレースでも2人のタイムに違いがでないからだ。表向きはニトロコンボイだが、こうして交代でレースに参加している。だが、コース外で同じときにオーバーライドも走り始めているので不戦勝とはならない。彼女の到着が遅れるようであればそのままニトロコンボイが走り続ける。そうして2人のリーダーが存在できているのだ。
グレートレース当日。
ビークルモードから変形したニトロコンボイとオーバーライドは顔を見合わせ、バンッと手を叩いた。
エントリーは完了している。後は挑戦者達が現れるのを待つのみ。他惑星から来たというトランスフォーマーを含め。
進行・解説役のヘリコプターが、選手とコース・レース内容を伝え終わる。ロボットモードとなったトランスフォーマー達は再びビークルモードへと変形する。
レッドシグナルがブルーに変わり、各車一斉にスタート。その音とほぼ同時に会場外にいるオーバーライドも発進した。
“退屈”のスタートラインを超え、2体のトランスフォーマーが行き着く先はなんであるのか。
“勝利”なのか“敗走”なのか。
誰にも分からない。長いレースを終えたとき、プラネットカップは誰の手に渡るのだろう。
Winner Vevus is smail in to WHO...?(勝利の女神は誰に微笑むのか?)
To be contneued Galaxy force (& Cybertron)-16-...?