メインルーム・モニター前。
「ニトロコンボイコンボイに付き合って貰おうと思ってな」
「…なるほど。彼とエクシーをコンビにしたのは貴方でしたね、総司令官」
「うむ。片方が欠けてはコンビとは言えぬからな」
「……それはあの人からの言葉ですか?」
「…ああ」
再び外。
「あ、あのな…ライド」
「?」
「さっきの答えなんだが…OKだ」
「!!」
モニター前。
「ところで…エクシーの姿が見えないが?」
「彼なら、デートしていますよ」
デートかどうかはともかく、二人きりでいるのは違いない。
双子のリーダーが仲間になり、ギャラクシーコンボイはニトロコンボイとエクシリオンに、コンビを組むように命じた。
「スピーディアのリーダーが二人いたなんて…」
「Sorry. Hotshot」
「…まぁ、いいけどよ」
案の定、もう一人のリーダーの存在を知ったエクシリオンは彼女ともレースをし、勝ちを得た。
彼、彼女共に認めるスピーディアの新リーダーになったのだ。
後日、第2のプラネットフォースがあるアニマトロスへギャラクシーコンボイ達は向かった。
基地の外でオーバーライドは恋人のエクシリオンを見送り、双子のニトロコンボイと共に無事に帰って来てくれることを祈って。
オーバーライドがエクシリオンに秘められた力を知ったのは、その後のこと。