Call you are name. You are going me hope to do?
...Yes. I go to your!!

 開かれたスペースゲートは一種のワープ機能だ。
 その為、場所が近ければ時間も短く遠ければ長い。
 間に合ってくれ、と流れに乗る。
 熱く赤く輝くコンビネーションスパーク。
 嘘ではないが本当の事でもない。
(グランドコンボイ司令官が呼んでいる…)
 強く、ハッキリとその声が聞こえた。
 急ぐ為、ビークルモードに変形する。

 ミランダU世号がセイバートロン星へ出発した頃。
「良かったんですか?」
「ん?」
「コンボイを追わなくて」
「…ああ」
 ミーシャはクス、と笑うと喋り続けた。
「“任務だから”…そんな風に自分を縛りつける必要はありませんよ。私としては人手は多い方が良いですけど」
「……」
「アルファQの星たちを守ることも闘い…だと、思っているのですか?」
「…そうだ」
「本当は、追いかけたかった。でもここに残るように命令された。そして自分自身もここに残ることを選んだ。そういうことですよね」
「………」
 彼女の言うこと全てが当たっていた。
 離れ放れになるのは仕方のないことに慣れてしまった。待つ人がいれば帰ってきてくれる。そう信じて。

What do you hear call mevoice?
I hear your voice,now.

 セイバートロン星がアルファQの宇宙に来、必然的にグランドコンボイ達も戻って来た。
 無茶をするところは変わっていない。
 帰還してくれることを望み、死を拒み。
 ジャングルプラネットへ落ちていく巨大な2機のトランスフォーマー。
 広がる火の海のように熱くなるスパーク。
 貴方の呼ぶ声が聴こえた。
 密林の星で横たわっている愛しい人。
 すべてをこの人に架けて。
 本来、合体すればそれは特別な場合を除いて、意志は常に「上」の者になる。
 内信通信機能がないため、リンク・オフを行わない以外に「下」の者に意志はない。
 シャイニングオメガコンボイの通信機能を借り、キッカーと話すロードバスター、ほっとショット、スカイファイヤーの間にインフェルノは…。
『司令官・・』
『すまない、インフェルノ。これが最後の命令だ…長い間、心配をかけた』
『謝るのは、私一人ではないはずです。命令でなくとも…私は私達は貴方について行くのですから』
『そうだな…』
 闘いの幕を閉じよう。この宇宙の銀河の平和の為に。

- Call me hear your voice. -

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