何年かした頃、ギャラクシーは人間で六歳ぐらいに成長していた。
「えーとっ、このパネルが…」
ぱち
「これと、これと。で…」
ぱち
ぶううぅぅ!
大きな音を立てて、ソレは動き出した。
「シールド、展開ッ」
ガココッ、ビュッ!!
宇宙に赤い光が放たれ、星星を包み込んだ。
パチパチと拍手がする。
「上出来だ、ギャラクシー」
「ありがとうございます、おじさん」
「…俺、まだそんな歳じゃねーぞ…」
オーシャンプラネットのコントロールタワーでギャラクシーはエネルゴングリットの操作をスカイファイヤーから教わっていた。
「次期総司令官としての素質は充分かもしれねぇな。でも、ま。勉強はもうちょっと後に取っておくか」
何せ、あの二人の子供だしな…とスカイファイヤーは思った。
ピー!
「ん? モニターを出してくれ」
「はい。えーと・・」
ヴィン。
画面に現れたのは、
「! お父さん、お母さんも」
グランドコンボイとインフェルノだった。
「ギャラクシー、スカイファイヤーはいるか?」
「はい。スカイファイヤーさん、どうぞ」
画面の前に立つ。
「どうしたんです?グランドコンボイ司令官」
「ギャラクシーを連れて帰還してくれ。オートモードにしてな」
「了解」
敬礼するスカイファイヤー。
ぷちっと画面は暗くなった。
「つーわけだ。戻るぜ、ギャラクシー」
「はい」