只今、30%。
「−って事があったんだよ」
「ホットショットがか?かなり無茶してたんだな」
「だから、分からなくもないんだよ」

 只今、75%。
「チャンスがあれば狙ってたんだがなぁ…流石にアレは願い下げだ」
「つーか、今でも狙ってるだろ」
「バレたか。例のヤツか?」
「ンなワケあるか」
「ははっ、冗談に決まってんだろ」
「スカイファイヤー、狙ってるヤツって…相手がいるだろ?」
「なぜか、な」
「まったく…」

 只今、80%。
「今度さぁ、乗してくれねぇ?」
「え? ですが…」
「大丈夫! コンボイにゃ俺から言っとくから!」
「…許すとは思いませんが」
「頭カテーなぁ、お前も。一回だけで良いから!」
「…全く…」

 只今、98%。
「ご隠居に向かってとは思ってたケドよォ、案外やるよなァ」
「つーかな、そこまでド胸あるくせにジャンプ台でためらうか? フツー」
「オフロードは得意でも、バギーにゃキツイんだYo.オンロードのジャンプ台は! チェケラッ」
「そういうモンか?…」
「ケドよォ、結局ミーシャだったんダロ?」
「そーなんだよなぁ…はぁ。アイツとエリアルに優勝カップ渡しちまった…」

 現在100%。
「キッカー!!
「ッ…!」
 耳を塞ぐ。それでもかまわず、大声で叫ぶトランスフォーマー。
「最近、ホットショット殿達とよく話してるよなぁ?!
「話してるよ! なんか文句あんのか?!
 負けじとキッカーも大声を出す。
「ある! あまり話すんじゃない!」
「はあ?」
 首を傾げる。どういう意味なのかさっぱり分からない。
「ホットショット殿や副司令殿、ウイングセイバー、オーバードライヴ達は忙しいんだ! あまり邪魔するんじゃない!」
「別に良いじゃねぇか! 忙しいなら向こうから断ってくるだろ!」
 ムッとした表情でキッカーは言い返した。
 こちらとて、休憩時間や相手の様子をうかがって話をしているのだから。

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